目的と範囲

投稿にあたっては、本誌の目的と範囲に準じている必要があります。
詳細は別ページを参照してください。

出版倫理

論文やレポートを出版するにあたって、著者は国際的な出版倫理を守る必要があります。詳細は別ページを参照してください。

著者資格

論文の著者であるためには以下に示す項目のすべてを満たしていなければならず、また、すべての項目を満たしている者は著者に含まれていなければなりません。

1)その研究の構想・設計に重大な貢献をしている。または、データの取得・解析・解釈に携わっている。
2)論文を起草している、または、知的内容に関して重要な推敲を行っている。
3)出版直前の最終ゲラ刷についての承認をする。
4)研究のあらゆる部分について、その正確性・公正性に関する疑義が適切に調査され、解決されることを保証することを通じ、その研究の全側面に対して説明責任を負うことに同意する。
※これらの項目は、ICMJEの勧告(別サイト、2019年5月24日最終閲覧)に基づく。

これらの項目の中に満たさないものがある貢献者に関しては、謝辞で触れるようにしてください。

投稿から出版までの流れ


本誌の査読はsingle-blind方式を採用しています。 著者の氏名や所属は査読者に伝えられますが、著者には査読者が誰であるかはわからないようになっています。

I)投稿
投稿された原稿は、発行元によって受領されます。また、その日が受領日として記録されます。
投稿時には、1)原稿、2)著者署名用紙、3)COIチェックリスト、の送付が必要です。
投稿は論文投稿システムEditorial Manager(R)を通じてオンライン投稿のみ受け付けています。Editorial Managerの利用には別途アカウント登録が必要です。その他、使用方法についてはリンク先をご確認ください。

II)第0次審査
受領の直後に、発行元に所属の編集スタッフによって第0次審査が行われます。
第0次審査では、以下の項目が主にチェックされます。
・投稿規定に準じているか
・データに不足、不備はないか
大きな問題がなければ、次のステップに回されます。

III)査読者の推薦
論文のテーマにあわせ、編集委員長により担当編集委員の選出が行われ、担当編集委員によって査読者の推薦が行われます。
推薦された査読者は、査読を行うことが可能かどうかを、数日以内に返答します。

IV)第1次審査
査読者は、本誌の「査読基準」に基づき、「査読用シート」(PDF)を利用して論文の評価を行います。
評価は、5段階で数値化され、また必要に応じてコメントが付されます。
査読者には、自分の判断によるaccept・rejectを述べる自由が与えられており、研究/出版倫理に反する事由に関しては発行元と編集委員会に通達する義務と権限があります。
査読は通常3週間以内に完了し、編集委員会に送付されます。

V)第2次審査
査読者より返送された査読シートを参考に、編集委員会により採否の最終決定がなされます。この際、査読者の採否の意見が覆る場合もあります。

VI)rejectとなった場合
VI-1)コメント一覧の作成
発行元の編集スタッフにより、査読者ならびに編集委員会からのコメントが一覧にまとめられます。
この際、スタッフが内容の改変を行うことはありませんが、著者とのコミュニケーションを円滑化するために表現のみの修正を行う場合があります。
ただし、審査の結果によっては、コメントは送付するべきではないとの意見が出ることもあります。著者によって修正されても採択の見込みがない場合や、上司の指導を受けていないなどの著者が自ら気付くべき場合です。このときにはrejectの通知のみが著者には届けられます。

VI-2)原稿の修正・再投稿
著者は、コメントに従って適切に修正できた場合、あるいは妥当な理由を付して返答できた場合に限り、同じ論文を再投稿することが許されます。
再投稿時には、それが修正論文であることを明示するとともに、どのような修正を施したのか、コメントへの返答を一覧にした用紙も提出しなければなりません。
再投稿された原稿が発行元によって受理されると、それが修正日として記録されます。
再投稿もEditorial Managerを通じてオンライン投稿のみ受け付けています。
再投稿論文は、再び第0~2次審査を通じて採否が判断されます。
ただし、受領日は最初の投稿のときのままとなり、また多くの場合、査読者も同一人物が担当します。

VII)acceptとなった場合
VII-1)通知書の送付
編集委員会により論文のacceptが決まると、その委員会の開催日が採択日として記録されます。
発行元よりacceptの通知書が著者に送られるとともに、投稿原稿は完成原稿として保管されることとなります。

VII-2)ゲラ刷の作成
保管されていた原稿は、掲載の順番が来ると、発行元によって印刷所に入稿されます。
印刷所によって、本誌のレイアウトに整えられ、ゲラ刷が作成されます。

VII-3)著者校正
発行元からゲラ刷が届けられた際には、著者はただちに著者校正を行い、朱書で訂正を書き込んだゲラ刷を早急に返送しなければなりません。本誌の返送期間は、通常1週間(配送の時間を含む)と設定しています。
校正時には内容が変更されるような過度な修正は控えてください。誤字・脱字や図表の質についての確認にとどめ、どうしても内容に関わる修正が必要と気付いた場合には、すぐに発行元と編集委員会に連絡し判断を仰ぐようにしてください。
ゲラ刷返送時に、別刷の注文をすることも可能です。希望部数を発行元に知らせてください(請求と支払いのお手続きは発行後となります。後述)。

著者署名用紙とCOIチェックリスト(PDFダウンロードはこちら

新規投稿時には、原稿のほかに「投稿にあたっての著者署名・チェック用紙」と「利益相反に関する著者チェックリスト」の提出が必要です。
雑誌に掲載されている該当ページをコピーしてご利用いただくか、こちらのPDFを印刷してください。

著作権

投稿にあたっては、著作権(財産権)が発行元に譲渡されることに同意をお願いいたします。
また、rejectとなった原稿については、発行元よりなんらかの権利を主張することはありません。したがって、他誌に投稿することも可能ですが、その際には投稿先の規定に従うようにしてください。
1)本誌に掲載する著作物の複製権・翻訳権・上映権・譲渡権・公衆送信権(送信可能化権を含む)は、発行元(克誠堂出版(株))に譲渡されたものとします。
2)前項の諸権利の許諾は発行元が行いますが、著者自身の使用を拘束するものではありません。再利用される場合は、事前に発行元にご一報ください。

投稿規定(PDFはこちら)(2021年6月1日より適用)

掲載分類

本誌では、以下の掲載分類を設け、投稿を受け付けています。投稿時に希望の分類を申請してください(査読の結果、別の分類を勧められることがあります)。
総説:ある特定の主題に関し、すでに公表されている報告を展望し、現状の理解をわかりやすくまとめ読者に提示するもの。
原著:著者が独自に行った研究に基づき、ある一つの主題に関して考察を加えたもの。
講座:教育を目的として、著者の理解を簡明にまとめ、読者に供するもの。研究としての新規性は必ずしも求めない。
症例対照研究:患者群と非患者群(対照群)を比較することを通じて、ある疾患の治療または手技について考察をしたもの。
症例集積研究:ある疾患または手技に関し、複数の患者の治療経過や結果を観察し、そのデータをまとめて報告するもの。
速報(Preliminary Report):研究途中でまだ一部の成果しか出ていない、あるいは原著にまとめるまでには時間がかかるが、その知見が読者にとって非常に有益と考えられ、特別に掲載が認められたもの(速報性があるか否かは編集委員会によって判断されます)。掲載後に原著としてまとめることも認められる。
症例報告:単一の症例に関し、興味深い知見を報告するもの。
紹介:新しい薬物や機材、手技に関して、その内容を読者に紹介するもの。あるいは、歴史学的研究など周辺領域を紹介するもの。
Letter to the Editor:本誌に掲載済みの報告に対する疑問や反論、読者への提言を投じるもの。

 

査読

上記の掲載分類のうち、Letter to the Editorを除いたすべてがsingle-blind方式による査読がなされ、編集委員会によって掲載の可否が決定されます。
Letter to the Editorは編集委員会によってのみ検討され、掲載の可否が決定されます。また、採択決定と同時に対象となる報告の著者にもその内容が伝えられ、コメントする機会が与えられます。

 

原稿の構成

ページ構成
表紙
以下の項目について記載してください。
・希望掲載分類
・論文タイトル
・著者名(共著者を含む)
・所属(共著者を含む)
・日本語キーワード(3~5語)
・代表著者連絡先(郵便番号、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス)
和文要旨
論文の内容を簡潔にまとめ、結果と結論を明瞭に記述してください。
掲載分類によって、字数が異なります。
・総説、原著、講座:300字以内
・症例対照研究、症例集積研究、紹介:200字以内
・速報、症例報告:150字以内
・Letter to the Editor:不要
本文
雑誌発行時のページ数に、掲載分類ごとの上限があります。超過した場合には、その分を有料で負担いただきます(後述)。
1ページの目安は、本文:400字×4.5枚(タイトルページは、3.5枚)/頁、引用文献一覧:20件/頁、英文abstract:400語/頁となります。
各掲載分類の上限は次のとおりです。
・総説:8ページ以内
・原著、講座、症例対照研究、症例集積研究、紹介:6ページ以内
・速報、症例報告:3ページ以内
・Preliminary Report:1,000語以内
・Letter to the Editor:1,000字以内
読者に内容が理解しやすいよう、適宜見出しをつけてください(既刊に掲載されている同じ掲載分類の論文を参考にしてください)。
考察の最後には、行を改めて100字以内の結論をつけてください。
略語を用いる場合には、かならず初出時に正式名を併記してください。
用語は日本麻酔科学会編『麻酔科学用語集(第5版)』および日本医学会医学用語管理委員会編『日本医学会医学用語辞典(WEB版)』に準拠してください。文中の外国語は、人名などを除き、できるだけ前記2書の訳語を使用してください。
薬品名は原則として一般名を用い、表記方法は日本語を用いてください(日本医薬品集フォーラム監修『日本医薬品集医療薬』参照)
単位は、mg・kg^-1・min^-1などの表記法を用いてください(^は上付き文字を示す)。
日本麻酔科学会などの学術集会において発表した内容は、かならずその旨(学会名、西暦年、開催都市名)を本文末尾に付記してください。
引用文献
原則として、主要文献20件以内に収めるようにしてください。
本文での引用順にまとめて記載してください。
著者名は6名までとし、それ以上は“ほか”あるいは“et al”としてください(バンクーバー方式)。
★雑誌の場合
著者名(6名まで).題名.誌名(正式略称)発行西暦年;巻数:開始頁―終了頁.
★書籍の場合
著者名.章名.監修・編集者名.書名.(巻数.版数.)発行都市名:出版社名;発行西暦年.開始頁―終了頁.
※記載例
[雑誌]
大井彩子,林 浩伸,高谷恒範,本山 靖,中瀬裕之,川口昌彦.頭蓋底腫瘍摘出術における経頭蓋電気刺激による顔面神経運動誘発電位モニタリングの信頼性の検討.麻酔2019;68:354-62.
[書籍]
Fukuda K. Opioid analgenesics. In:Miller RD, editor. Miller’s anesthesia. Vol 1. 8th ed. Philadelphia:Elsevier;2015. p.864-914.
英文abstract
以下の項目について、英語で記載してください。
・論文タイトル
・著者名(共著者を含む)
・所属(共著者を含む)
・本文
・key words(3~5語)
本文について、掲載分類ごとの語数上限は次のとおりです。
・総説、原著、講座:200語以内
・症例対照研究、症例集積研究、紹介:150語以内
・速報、症例報告:100語以内
・Letter to the Editor:不要
なお、原著およびそれに準じる論文の場合は、構造化抄録の形式(Background、Methods、Results、Conclusions)の項目順に執筆してください。
図表
タイトル、用語および説明文はできるかぎり日本語にしてください。

書式設定
本文
原稿は原則としてワープロソフトを用いて執筆してください。
査読者や編集スタッフが書き込みが可能なように、行間は十分に空けるようにしてください(A4用紙1枚に400字の印字、または行間1行空き。英文は行間ダブルスペース。行間の間隔はワープロソフトの機能を利用し、自動で設定されるようにしてください(手入力で行ごとに改行の指定を入れないでください))
ワープロソフトの設定が難しい場合には、下記で配布のフォーマットをご利用ください。
図表
Excel、PowerPoint、JPEG等で作成・送付してください。
画質は300dpi以上(600dpiを目安)としてください。

※書式設定の注意点を、読み物「原稿執筆の設定に潜む落とし穴」としてまとめてございます。

 

投稿時の提出物

1. 著者全員の署名および日付のある書類(著者および共著者の署名用紙)
2. 利益相反に関する著者チェックリスト
3. 原稿のデータ
査読にあたっては送付いただいた原稿がそのまま回覧されます。コンピュータや印刷機器の影響を避けるため、発行元でプリントアウトやコピーをすることはありません。

原稿フォーマット

ご執筆をスムーズに行っていただけるよう、Wordのフォーマットをご用意いたしました。
ご自由にご活用ください。
(投稿規定に沿っていれば、先生ご自身でご用意いただいた体裁で構いません)
投稿フォーマット(Microsoft Word 2013)
※論文により、様式が異なります。詳細は、投稿規定やバックナンバーでご確認願います。

転載許諾

他書誌より転載した図表については、著者が責任をもって必要な許諾をお取りください。
また、各図表の説明文の下には出典を明記してください。
転載許諾のルールと申請時のフォーマットについては「転載許諾について」を、考え方については読み物「転載許諾はなぜ必要?」をご参照ください。

掲載費用

ページの超過

印刷時点で規定のページ数を超過する場合は、実費負担(本誌1ページあたり22,000円)していただきます。
印刷時の合計ページ数は、著者校正時にご確認ください。
発行後、超過ページ数に基づいて請求額を計算し、お振込みのご案内を送付いたします。

 

カラー掲載

図表のカラー掲載をご希望の場合は、お原稿の表紙または投稿時に表示される連絡欄にその旨を記載してください。

カラーの図表が掲載されているページの総数に基づき、以下の表に記載の金額(税別)を負担いただきます。

1ページ 80,000円
2ページ 120,000円
3ページ 130,000円
4ページ 140,000円
 
至急掲載

なんらかの事情で掲載を早めたい場合には、アクセプト後、最短の掲載の間に合う号にレポートを割り込ませることが可能です。この場合、手数料・製作費用として全ページを実費負担(本誌1ページあたり22,000円)していただきます。
この対応によって早めることができるのは、アクセプト後の製作作業のみとなります。査読審査の過程は通常どおり行われ、また採否に関してなんらのバイアスも働くことはありません。
至急掲載の希望は、できるかぎり投稿時に申請してください(お原稿の表紙または投稿画面の連絡欄に記載)。また、申請は著者自らが発行元に伝えるようにしてください(発行元から希望をうかがったり、勧めることはありません)。

 

別刷(著者のみ)

アクセプト後、著者は紙版の別刷(有料)を注文することができます。
具体的な注文方法、価格については、「別刷について」をご覧ください。

投稿先

下記のEditorial Managerからオンライン投稿のみ受け付けています。

お問い合わせ先

〒113-0033 東京都文京区本郷3-23-5-202
克誠堂出版(株)『麻酔』編集室
Tel (03) 3811-0995  Fax (03) 3813-1866

こちらのお問い合わせフォームをご利用いただくことも可能です。

 

更新履歴
2019年7月9日 公開
2019年12月26日 書式設定の項に読み物へのリンクを追加
2020年4月28日 投稿規定の一部変更(詳細はこちら
2021年5月27日 オンライン投稿の受付開始ならびにsingle-blind方式への移行にあわせ、投稿規定の一部を変更
2021年7月16日 記載の誤りを修正
2021年8月11日 文言の一部修正