社会的な位置づけ

本誌は、日本麻酔科学会の準機関誌として認定されており、和文論文を中心に掲載しています。国内の麻酔科学発展のために創刊された歴史から、若手麻酔科医にとっての論文発表の登竜門としても位置づけられており、また、指導的立場の医師にとっても教育的見地から十分活用されています。
近年では、国際社会(特にアジア諸国)における日本の麻酔科学の貢献が大きいことから、国外からの投稿、ならびに国際社会に向けての発表も広く受け付けています。

目的

雑誌の使命として、主に以下のことを目的に掲げています。

  • 麻酔科学分野における最新知見を早く、広く日本国内に普及させること
  • 日本国内における麻酔科学分野の研究成果を論文化し、国際社会に伝えるための一助とすること
  • 日々の臨床経験を報告する場を提供し、その情報を蓄積すること
  • 若手麻酔科医の論文発表を助け、その育成に貢献すること

範囲

本誌では、麻酔科学・周術期医療・集中治療・救急医療・疼痛管理についての医学研究、ならびに麻酔科学に関する社会的歴史的考察を歓迎しています。
以下の掲載分類を設け、原著論文・症例報告・その他のレポートを募集しています。

  • 原著
  • 総説
  • 講座
  • 臨床集積研究
  • 臨床対照研究
  • 症例報告
  • 速報
  • 紹介
  • ニュース
  • Letter to the Editor

また、読者の理解に資するものとして、編集委員会が企画・執筆依頼し、次のものを掲載することがあります。

  • 特集
  • 連載

特徴

教育的な側面が強いことから、投稿後のフォローアップを手厚く行っています。
投稿された論文の約90%には編集委員会より修正の提案がなされますが、誌面掲載に向けた建設的かつ丁寧なアドバイスになるよう心がけており、提案の通り修正がされれば再投稿することを認めています。
報告の新規性は査読時の審査基準となっています。しかし、臨床報告の情報蓄積を使命としていることから、その比重はやや低めに設定してあります。

 

更新履歴
2019年7月9日 公開
2021年8月11日 記載内容をよりわかりやすいものに変更