インストラクション・フラップ・ハーヴェスト
すぐに使える皮弁挙上の技(テク)

インストラクション・フラップ・ハーヴェスト

編集 菅原康志
著者 去川俊二
ISBN 978-4-7719-0427-9
発行年 2014年
判型 A4
ページ数 114ページ
本体価格 12,000円(税抜き)
電子版 なし


イラストだからわかりやすい、皮弁挙上がよく見える!!
形成外科の基本手技、皮弁挙上をマスターしてつぎのStageに向かおう!

皮弁挙上は、とても形成外科らしい手技です。
ダイナミックに切る、止める、縛るといったスピード感あふれる技をテキパキと繰り出していたかと思うと、急にスローダウンして、わずか3cmの小さなワールドにそっと近づき、1mmの血管を求めて慎重に進んでゆく。
男の逞しさと、女の慈しみとでもいえる2面性が、ひとりの外科医に求められる手技、それが皮弁挙上だと思います。

挙上した皮弁を手渡したときの、達成感。
プロフェッショナルとして、タスクをきっちりと仕上げた喜び。
多くの若い形成外科医が、皮弁挙上を通じてさらに成長してくれることを望んでいます。
(『はじめに』より抜粋)

1 皮弁挙上の心構え <PRINCIPLES for FLAP HARVEST>
2 皮弁挙上の基本 <BASIC SKILLS for FLAP HARVEST>
2-1 皮弁挙上の基本的な流れ OVERVIEW
2-2 術前評価とデザイン PREPARATION
2-3 皮膚切開と皮下組織の剥離 SKIN and SUBCUTANEOUS TISSUE
2-4 皮膚穿通枝の確認 SKIN PERFORATOR
2-5 深部組織の剥離 DEEP TISSUE
2-6 血管茎の剥離 VASCULAR PEDICLE
2-7 残りの組織の剥離と血管切り離し HARVEST

3 前腕皮弁 <RADIAL FOREARM FLAP>
3-1 前腕皮弁の概要 OVERVIEW
3-2 術前 PREPARATION
3-3 挙上 OPERATION
3-4 術後 POSTOPERATIVE CARE

4 腹直筋皮弁 <RECTUS ABDOMINIS MUSCULOCUTANEOUS FLAP>
4-1 腹直筋皮弁の概要 OVERVIEW
4-2 術前 PREPARATION
4-3 挙上 OPERATION
4-4 術後 POSTOPERATIVE CARE

5 腓骨皮弁 <FIBULA OSTEOCUTANEOUS FLAP>
5-1 腓骨皮弁の概要 OVERVIEW
5-2 術前 PREPARATION
5-3 挙上 OPERATION
5-4 術後 POSTOPERATIVE CARE