臨床に役立つ老年麻酔と周術期管理

監修 日本老年麻酔学会
ISBN 978-4-7719-0629-7
発行年 2026年
判型 B5
ページ数 336ページ
本体価格 8,500円(税抜き)
電子版 なし
医書.jp<電子版>


日本老年麻酔学会監修 待望の1冊!
併存疾患、各予備能低下,認知機能障害など、高齢患者の麻酔・周術期管理には多面的かつ複雑なリスクがある。本書では、基本的事項から臨床での具体的な課題・リスク、最新技術・治療法までを全62項目で網羅している。高齢患者の麻酔と周術期管理にかかわる医療従事者必携の書。

第Ⅰ章  わが国の高齢者麻酔の現状と将来予測   1

第Ⅱ章  麻酔に関連する加齢による解剖・生理学的変化
1 中枢神経   10
2 自律神経   13
3 上気道・嚥下機能   18
4 肺   24
5 心・血管   29
6 肝臓   35
7 腎臓   40
8 神経・筋   46
9 免疫・内分泌系   49
10 血液・体液・酸塩基平衡   54

第Ⅲ章  加齢による薬理学的変化
1 吸入麻酔薬(デスフルラン、セボフルラン)  58
2 静脈麻酔薬と拮抗薬(プロポフォール、レミマゾラム、フルマゼニル)  63
3 オピオイドと拮抗薬(フェンタニル、レミフェンタニル、モルヒネ、ナロキソン)  67
4 局所麻酔薬(リドカイン、ロピバカイン、レボブピバカイン)  71
5 筋弛緩薬と拮抗薬(ロクロニウム、シスアトラクリウム、スキサメトニウム、スガマデクス)  77
6 鎮痛薬(アセトアミノフェン注、フルルビプロフェン注、ジクロフェナク坐剤)  83
7 制吐薬   88

第Ⅳ章  高齢者の術前評価のポイント
1 認知機能   94
2 肺機能   99
3 心機能   104
4 腎機能   111
5 フレイル・サルコぺニア   118
6 口腔ケア   123
7 ポリファーマシー   128
8 プレハビリテーションの実際   133

第Ⅴ章  麻酔管理目標と有用なモニタリング
1 呼吸管理とモニタリング   140
2 循環管理とモニタリング   145
3 筋弛緩管理とモニタリング 151
4 輸液管理とモニタリング   154
5 鎮静管理とモニタリング   158
6 体温管理とモニタリング   163

第Ⅵ章  高齢者に多い麻酔での注意点
1 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の麻酔   168
2 慢性心不全と麻酔   171
3 冠動脈疾患患者の麻酔   176
4 腎機能障害患者の麻酔   181
5 糖尿病患者の麻酔   186
6 大腿骨頸部・転子部骨折手術の麻酔   190
7 股関節・膝関節置換術の麻酔   195
8 脊椎手術の麻酔   198
9 前立腺手術の麻酔管理   202
10 血管ステントグラフト手術の麻酔   208
11 経カテーテル大動脈弁植え込み術(TAVI)・MitraClip® の麻酔   213
12 脳動脈瘤コイリングの麻酔   218
13 肺手術の麻酔   222
14 イレウス・大腸穿孔の麻酔   226
15 長期臥床患者の管理   229
16 麻薬服用中患者の麻酔   233
17 抗血栓薬服用患者の緊急手術麻酔   238
18 検査や処置時の鎮静・監視下麻酔管理(Monitored Anesthesia Care)  243

第Ⅶ章  麻酔からの覚醒と抜管時の注意点   249

第Ⅷ章  高齢者の術後管理の注意点
1 呼吸管理   254
2 術後鎮痛法   260
3 集中治療室(ICU)での鎮静法   265
4 高齢者における ERAS   271

第Ⅸ章  高齢者で注意したい術後合併症
1 術後せん妄   276
2 脳梗塞   282
3 無気肺・肺炎   288
4 心筋梗塞   294
5 日常生活動作(ADL)の低下   299
6 手術部位感染   305

第Ⅹ章  高齢麻酔科医の進路選択 ―ある高齢麻酔科医の人生振り返り―   311