新合併症患者の麻酔スタンダード
他科依頼にいかに答えるか

新合併症患者の麻酔スタンダード
編集 武田純三
ISBN 978-4-7719-0484-2
発行年 2017年
判型 B5
ページ数 350ページ
本体価格 8,400円(税抜き)

あの大好評書が、より充実して登場!

今回も、前回の企画趣旨である『術前合併症には日常よく遭遇する合併症、稀にしかみられない合併症などが存在するが、術前依頼に対して依頼者が十分理解できるように的確に答えるのは難しい。本書では、術前依頼にどう答えるかを念頭に置いて、術前合併症対策をまとめておきたい』を踏襲することとした。
本書の趣旨として、
●術前依頼・コンサルテーションに答えることを前提とした。
●項目は、疾患名や症状、状態であったりするが、実際に依頼があったりありそうな内容とした。
●何を、どう答えるべきか、その根拠となる資料・文献を提示した。
●学会等で制定のガイドライン、スタンダードなどを盛込み、各領域での標準治療を提示した。
●予定手術と緊急手術に分けて記述した。
●全身麻酔、区域麻酔などの麻酔法の選択について記述した。
●術前合併症以外に、術前コンサルテーションに役立つ項目も挙げた。
日本麻酔科学会は、他学会に先んじて専門医制度を構築してきた。筆記試験に加えて実地試験を行ってきたが、専門医として他科からのコンサルテーションへの対応も重要な要素と考え、口頭試問も行ってきた。口頭試問では、答えるために必要な問題点の整理と考え方、回答の根拠となる資料の提示などが求められる。本書では、コンサルテーションへの対応の基本的姿勢と論理の進め方を盛込んだ。(『序文』より抜粋)

I.全身状態
1 術前の発熱,予防接種後(松田 愛,志馬伸朗)

II.呼吸,気道
2 肺機能低下(山田高成)
3 気管支喘息(山崎正記,天谷文昌)
4 睡眠時無呼吸症候群(中塚逸央)
5 高度肥満(白石としえ)
6 挿管困難(市川高夫)

III.循 環
7 心臓弁膜症(金 信秀)
8 心筋梗塞後,冠動脈血行再建後(清野雄介)
9 胸・腹部大動脈瘤(井上聡己)
10 ペースメーカ,除細動器植え込み(岩下耕平,山浦 健)
11 肥大型・拡張型心筋症,たこつぼ型心筋症,Brugada症候群
  (A)前川 拓治,(B,C)一ノ宮大雅
12 肺高血圧症(小林 求)

IV.脳神経
13 内頸動脈狭窄症,高安病,もやもや病(萬 知子)
14 未破裂脳動脈瘤,痙攣・てんかん(佐藤暢一)

V.血液・凝固
15 貧 血(奥田崇雄,坪川恒久)
16 抗血小板薬,抗凝固薬服用中(平﨑裕二)
17 深部静脈血栓症,肺血栓塞栓症(堀田訓久)
18 止血・凝固異常,血栓性疾患(香取信之)
19 ヘパリン起因性血小板減少症,骨髄移植後(木倉睦人)

VI.肝臓,腎臓
20 肝硬変・肝炎(坂口嘉郎)
21 腎障害,人工透析中(片山 浩)

VII.産 科
22 妊娠中(窪田陽介)
23 妊娠高血圧症候群・HELLP症候群の帝王切開術,産後の出血性ショックに対する止血術(加藤里絵)
24 合併症患者の帝王切開術(先天性心疾患術後)(秋永智永子)

VIII.内分泌,代謝
25 糖尿病(江木盛時)
26 甲状腺・副甲状腺機能亢進症,低下症(鈴木武志)
27 褐色細胞腫(木山秀哉)

IX.精 神
28 認知症・パーキンソン病(小倉 信)
29 せん妄既往(石田和慶)

X.神経,筋
30 筋ジストロフィー,ミオパチー,強直性脊椎炎(逢坂佳宗)
31 脊髄損傷(高月明子)
32 重症筋無力症(山本悠介,鈴木孝浩)

XI.薬物・薬剤
33 薬物アレルギー(光畑裕正)
34 長期ステロイド服用(小林佳郎)
35 長期向精神薬服用(伊藤昌子)
36 長期オピオイド服用(小杉志都子)

XII.その他
37 関節リウマチ(鈴木麻葉)
38 悪性高熱症(河本昌志)
39 熱 傷(中尾博之)
40 下肢切断術(関 博志)