lymphedema
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図11 リンパシンチグラフィ図12  ICG検査204手術適応を考える時に,リンパ管機能検査は必須です。吻合に値するリンパ管はあるのか,どのくらい手術効果が期待できるのかを,画像検査で診断します。皮膚逆流所見を認め,さらに機能のあるリンパ管が描出されたら,LVAの適応と考える(図11)。リンパ管が描出されなかった場合も,必ずしも適応外ということではない。他の検査でリンパ管が見つかることは多いので,次の検査に進む。皮膚逆流所見を認め,さらに機能のあるリンパ管が描出されたら,LVAの適応と考える。ICGは,リンパシンチグラフィより多くの箇所に注射できるため,より多くのリンパ管が描出されることが多い(図12)。ICGを注射してから時間が経つと皮膚逆流所見でリンパ管像が隠れてしまうので,注射した直後に,リンパ管の位置をマーキングする。ここでリンパ管が描出されなかったとしても,まだ諦めず,エコー検査でリンパ管を探す。超絶ポイント1 リンパシンチグラフィ2 ICG検査LVAの適応(2)検査所見2

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