眼瞼下垂
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246.挙上の確認と縫合仮縫合の状態で挙上具合を確認する。挙上量が目標に達していない場合は仮縫合を解き,タッキング量を増やすことで調整する。仮縫合マルチフィラメント糸は緩みにくいため,1回の結節縫合で仮固定の状態になる。挙上具合の確認挙上具合を確認するため,仮縫合の状態で瞼縁側の眼輪筋を挙筋腱膜の下に入れる。次いで,開瞼させて挙上具合を確認する。挙上の術中目標は,坐位で上眼瞼縁が角膜上縁に少しかかる位置とする  Q-15 。目標に近づけるために,糸の通糸位置を繰り返し調整する  Q-16 。なお,臥位での挙上は坐位より1mm程度大きくなることが多い。

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