体験する手外科
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49小骨片はスクリュー・ワイヤー・アンカーの出番だが,大きさにより使い分ける。◦直接骨片を捉える=K鋼線,スクリュー◦間接的に骨片を整復固定する=ソフトワイヤー,アンカー,糸Case034歳/女児14歳,男性,野球選手,左中・環指中節骨剥離骨折(転位あり「不安定」)【症例2】手関節ブロック下に背側アプローチにてORIF施行。整復し,小骨片は直接捉えて固定。このくらいの大きさならK鋼線がよい。K鋼線は埋め込んで,すぐに可動域訓練を行った。もう少し大きいものはスクリュー固定がよい(Case08「関連症例②」参照138頁)。Tips!

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