形成外科 2020年8月号
【特集】壊死性軟部組織感染症―私はこうして治療した―


ISBN
発行年 2020年
判型 B5
ページ数 ページ
本体価格 3,200円(税抜き)
電子版 なし


第63巻8号(2020年8月号)壊死性軟部組織感染症は,形成外科医が日常診療の中でしばしば遭遇する疾患である。①迅速な診断,②可及的早期のデブリードマン,③全身的抗菌薬の投与と適切な局所管理が治療の骨子で,医師の経験則が重要となっている。治療例や治療ポイントをはじめ,多様な病態・経過をたどる症例を知ることでこの感染症への視野が広がる(「企画にあたって」より)。

第63巻第8号(2020年8月号)
●随想 What would Lubitsch have done ? (平瀬雄一) 953
●特集:壊死性軟部組織感染症―私はこうして治療した―
 企画にあたって (川上重彦) 955
 有孔型網状フォームを用いた局所陰圧洗浄療法にて短期間で軽快した壊死性軟部組織感染症の3例 (櫻井裕基ほか) 957
 早期デブリードマンを行い救命し得たフルニエ壊疽の2例 (金子貴芳ほか) 967
 迅速診断キットにて早期診断を行ったA群溶連菌による壊死性筋膜炎の2例 (津下 到ほか) 975
 腎移植後に発症した壊死性軟部組織感染症の2例 (長谷川祐基ほか) 983
 背部脂肪腫摘出術後に発症した壊死性軟部組織感染症の1例 (前井 遥ほか) 994
 クラッシュ症候群での減張切開後に生じた壊死性軟部組織感染症の1例 (見目和祟ほか) 1001
●コラム:編集委員長コラム[第12回] (細川 亙) 1011
●連載:みんなで考えよう! 足病カンファレンス
 [case 20]シャルコー足の分類と治療 (菊池 守) 1012
●連載:形成外科NEXT―次世代の本音―
 サイエンス・マインドをもつ形成外科医を目指して (覚道奈津子) 1020
●連載:教室だより北~南
 No. 68 京都大学大学院医学研究科 形成外科学教室 (津下 到ほか) 1022
●原著:遊離筋皮弁で再建した糖尿病足潰瘍症例の検討 (斎藤典子ほか) 1027
●経験:近赤外光カメラシステムを用いたICG 蛍光造影評価の経験 (荻野晶弘ほか) 1035
●症例:カスタムメイド人工骨を用いた上顎洞癌術後二次再建を行った3例 (大島秀男ほか) 1043
 ラップ療法により重症褥瘡感染を来たした2例 (國枝桜子ほか) 1055
 SGLT2阻害薬服用に関連したフルニエ壊疽の1例 (岩上明憲ほか) 1063
 頭部皮膚原発腺様嚢胞癌の1例 (白石万紀子ほか) 1071
◆外国文献抄訳 PRS Vol.144 No.6 (力丸英明) 1078
INFORMATION 1087
投稿規定 1088