麻酔2025年10月号
分離肺換気の気道管理を極める
分離肺換気は胸部・心臓・食道・脊椎などの低侵襲手術に欠かせない技術であり、すべての麻酔科医にとって必修のスキルです。「ダブルルーメンチューブ」「気管支ブロッカー」「小児症例」「特殊症例」など、第一線の専門家が実践的なコツを徹底解説。本特集は明日からの臨床に直結する知識と工夫が凝縮された、まさに必読の一冊です。
■巻頭言
地方大学から見た日本の麻酔科の未来 外山 裕章 625
■特 集
分離肺換気の気道管理を極める
緒言とまとめ:困難を克服する実践的アプローチ 中山 禎人 626
ダブルルーメンチューブの基礎と使用上のポイント 青山 和義 629
右用ダブルルーメンチューブを極める 川越いづみ 635
気管支ブロッカーの秘訣とコツ 吉村 達也 646
小児の分離肺換気 名和由布子 652
特殊な症例の分離肺換気:気管切開孔,気管気管支,
気管壊死,気管断裂,気管支皮膚瘻 外山 裕章 660
■原 著
日齢 60 未満の新生児・乳児の開心術後管理における
ロクロニウム持続投与終了後の筋弛緩回復に関する検討:
前向き観察研究 藤田 愛ほか 672
■症例報告
クロスミキシングテストで判明した抗リン脂質抗体陽性患者の肺部分切除の 1 症例 春田 怜子ほか 678
無症候性高クレアチンキナーゼ血症を合併する
術後悪性高熱症に対し悪性高熱症関連遺伝子検査を
施行した 1 症例 小西 華子ほか 684
外国文献紹介 691
投稿規定 693
ニュース 699