麻酔2023年9月号
高齢者準緊急手術の周術期管理


ISBN
発行年 2023年
判型 B5
ページ数 119ページ
本体価格 2,600円(税抜き)
電子版 あり
医書.jp<電子版>
M2Plus<電子版>

最近の麻酔の特徴として高齢者の割合が増加している。代表的な準緊急手術として大腿骨頚部骨折が挙げられる。本特集では若干範囲を拡大し、急性虫垂炎、嵌頓リスクのあるヘルニアなども含め、早期施行が求められ、かつ全身麻酔、神経幹麻酔いずれも可能な手術の麻酔管理に関する最新の情報をまとめて頂くことを目的として企画した。

●巻頭言
麻酔科医出身の集中治療医 (西田 修) 815
●特集 高齢者準緊急手術の周術期管理
緒言とまとめ (小竹良文) 816
準緊急手術前のフレイル・サルコペニア評価 (小松郷子) 819
心血管系併発病態に対する術前評価 (武田親宗) 827
呼吸器系併発病態に関する術前評価 (石川晴士) 838
高齢者準緊急手術に対する麻酔戦略と最適な手術タイミング (森本康裕) 849
高齢者の麻酔薬薬物動態・薬力学 (増井健一) 855
高齢者の麻酔と認知機能 (勝又祥文ほか) 862
高齢者の脊髄幹麻酔 (内海 功) 870
●原著
術前の低栄養が術後看護必要度に及ぼす影響:後ろ向き観察研究 (宇山佳代ほか) 878
●症例報告
心室中隔欠損症に重症大動脈弁狭窄症を合併した患者への経カテーテル的大動脈弁置換術の周術期管理 (桜井優子ほか) 886
前投薬に経口デクスメデトミジン塩酸塩とケタミン塩酸塩筋肉内注射を使用して良好に管理しえた自閉症で多動性障害の青年男性の1症例 (工藤雅響ほか) 890
ジアゾキシド内服患者のインスリノーマ切除術における周術期管理の1症例 (小林 正ほか) 894
●紹介
北海道大学病院での最近6年(2016-2021 年)の高度気管挿管困難症の現況 (打浪有可ほか) 898
外国文献紹介 903
書評 905
投稿規定 906
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