麻酔 2021年7月号
再訪:麻酔メカニズム


ISBN
発行年 2021年
判型 B5
ページ数 886ページ
本体価格 2,600円(税抜き)
電子版 あり

M2Plus<電子版>

麻酔メカニズム研究を行ってこられた第一線の研究者の皆様に、それぞれの立場から麻酔メカニズムをついて概説していただき、麻酔というシンプルと思われるメカニズムにより、複合的な現象がどのようにして引き起こされているのか、最新の麻酔メカニズムに関して、実地臨床医にも分かりやすく理解できる特集とした。

第70巻第7号(2021年7月号)
●巻頭言
 麻酔科の未来は手術室外にある (森松博史) 689
●特集
 再訪:麻酔メカニズム
 緒言とまとめ (川真田樹人) 690
 麻酔科医にとっての麻酔メカニズム―Meyer-Overtonの法則,特異説から脂質ラフトまで― (田中竜介ほか) 693
 脳内環境と麻酔メカニズム (廣田弘毅ほか) 700
 シナプス前末端ローパスフィルタ (高橋智幸) 714
 脂質ラフトと麻酔メカニズム (松森信明) 724
 脊髄における全身麻酔薬(吸入および静脈麻酔薬)の鎮痛メカニズム (大橋宣子ほか) 732
 脳波解析から見た麻酔メカニズムと麻酔深度 (林 和子) 739
●講座
 統計ノート-19 検定の計算法の基本とその解釈 (浅井 隆) 747
●症例対照研究
 上腹部手術の術後痛に対する硬膜外麻酔の至適穿刺部位はどこか―4μg・ml-1フェンタニル添加0.06%ロピバカイン薬液を用いた後方視的検討― (懸本 歩ほか) 752
●症例報告
 経鼻胃管症候群が疑われ,緊急気管挿管が必要となった1症例 (石橋直子ほか) 757
 麻酔導入後にアナフィラキシーを来し,皮膚試験で原因薬物がロクロニウムであることを特定しえた1症例 (岡村海旺ほか) 760
 フォンレックリングハウゼン病合併妊婦の帝王切開術後の弛緩出血に対して両側子宮動脈塞栓術が有効であった1症例 (西村祐衣ほか) 763
●紹介
 華岡青洲の撰による「瘍科方筌」の研究―「瘍科瑣言」に準拠して成立したのか― (松木明知) 767
 佐藤持敬編「華岡氏遺書目録」と本間玄調撰「春林軒二十一種」 (松木明知) 781
 エヴァンジェリスタ・トリチェッリによる大気圧に関する初の記載:日本語全訳 (浅井 隆) 790
外国文献紹介 797
投稿規定 799