麻酔 2020年3月号
【特集】医療チームにおける麻酔科医の役割


ISBN
発行年 2020年
判型 B5
ページ数 ページ
本体価格 2,600円(税抜き)
電子版 なし


最近、多職種連携やチーム医療の重要性が認識されている。医療チームの中で麻酔科医がどのような立場に立脚しその真価を発揮できるかについては、今も活発に議論されておりかつ発展途上の領域もある。このような状況下、チームの中心的な役割を果たしている麻酔科医に解説いただいた

第69巻第3号(2020年3月)
●巻頭言
 わが国の“麻酔”はどこから来たのか,どんなものか,どこへ向かって行くのか(奥富俊之) 237
●特集:医療チームにおける麻酔科医の役割
 緒言とまとめ(岡本浩嗣) 238
 周術期管理チームあるいは周術期医療と麻酔科医(落合亮一) 240
 緩和ケアチームにおける麻酔科医の役割(橋口さおり) 248
 ハートチームと麻酔科医(日野真彰ほか) 256
 院内迅速対応システム(rapid response system:RRS)と麻酔科医(西澤義之ほか) 265
 栄養サポートチームと麻酔科医(谷口英喜ほか) 271
 地域医療支援チームと麻酔科医(河野昌史) 281
●原著
 Mintoモデルを用いたレミフェンタニル体内濃度の予測における標準体重に基づく投与の意義(松木悠佳ほか) 290
 持続的な痛み刺激に対する自律神経反応の変化(宮前 誠ほか) 295
●講座
 統計ノート-3 データの種類と表示法(浅井 隆) 304
●臨床経験
 低侵襲心臓手術(MICS)における片肺換気中のSpO2低下度の疾患別検討(本田崇紘ほか) 308
●短報
 偶発性低体温症およびアルコール性ケトアシドーシスに続発した急性重症膵炎患者の治療経験(吉田美伽ほか) 312
 肺切除を同時に施行した肝芽腫に対する小児生体肝移植の麻酔経験(石川美香ほか) 317
 巨大卵巣腫瘍に対し術前にダブルバルーンカテーテルを用いて経皮的卵巣腫瘍内容物吸引を行った1症例(今田祐紀ほか) 319
●症例報告
 急性妊娠脂肪肝のため緊急帝王切開にて分娩後,尿崩症を来した1症例(伊野田絢子ほか) 324
 開頭術中に空気塞栓症を3回繰り返し,ショック状態を伴う肺水腫を来した1症例(藤村高史ほか) 329
●紹介
 蘇生の歴史:37.血液循環の発見(11):静脈弁? 2(浅井 隆) 333