心臓外科手術と経食道心エコー
《麻酔科医と心臓外科医のBridgeとしてのTEEの役割》

心臓外科手術と経食道心エコー

監修 野村 実・溝部俊樹
ISBN 4-7719-0292-5
発行年 2005年
判型 B5
ページ数 128ページ
本体価格 5,700円(税抜き)
電子版 なし


心臓手術の麻酔においては、経食道心エコー(TEE)は今や手術の診断にかかせないものとなっている。しかし、TEEは単に使用すればいいものではなく、適切な解釈と判断が伴わなければその使用価値は低くなる。麻酔科医と心臓外科医をつなぐTEEの役割を、それぞれの立場から述べた著。患者のさらなる予後向上のために。

はじめに  田中義文

I.冠動脈
1.冠動脈バイパス術のupdate 夜久 均,土井 潔
2.冠動脈再建術と経食道心エコー 清野雄介
まとめ:冠動脈再建術(CABG) 野村 実
II.僧帽弁
1.僧帽弁形成術の基礎的手技 加瀬川均
2.術中経食道エコーによる僧帽弁形成術の評価 大西佳彦
3.僧帽弁形成術症例提示(3D解析) 向井詩保子
まとめ:僧帽弁形成術 野村 実
III.Fontan手術
1.Fontan手術について 山岸正明
2.Fontan手術とTEE 森野良蔵
まとめ:小児手術 野村 実
IV.人工心肺
1.補助循環システムについて 黒光弘幸
2.人工心肺とTEE 新見能成
まとめ:人工心肺 野村 実
おわりに 溝部俊樹